憲法改正、すべては軍事産業の為に。


憲法改正議論において一番の焦点となるのは自衛隊の明記についてであろう。もしそれが実現されるならば、その過程で自衛隊は自衛軍に格上げされる事だろう。権力者たちがなぜそこまで自衛軍にこだわるのかを考える事は、これからの日本が辿る道を考える事に繋がる。

仮に我が国に自衛軍ができた時、一番大きなインパクトがあるのは『この国に軍事産業が興る』という事である。米国がそうである様に、軍事産業で動く金は桁外れに大きく、経済界の中核を成すビジネスとして、ひいては国家の統治のあり方として、それは国の中心で大きな役割を果たす事になる。我が国でそれをやりたがっている人達がいる。憲法改正後、権力者たちは軍事産業で儲ける事を目論んでいる様だ。そして憲法改正でそれは容易に実現される。(だから彼らの言う「国民の生命と財産を守る」とか「抑止力の為に」などというのは建前に過ぎない。)

かつて日本には財閥があり、財閥は国と連携し政商を為し、国の軍備を担う事によって莫大な富を得た。財閥は戦後GHQによって解体されたが、その解体された財閥の多くは今日でも大手上場企業として生き残り、この国の中核を担い続けている。権力者たちはこの国に軍事産業を取り戻す事によって、強い経済と強固な統治システムを築こうとしている。そしてそれが実現した暁には、彼らは経済界との繋がりによって『莫大な富と絶対的な権力』を再び手に入れる事になるだろう。

軍事産業が起こった後の事を想像してほしい。原発を製造しているメーカーは原子力潜水艦用の原子炉を開発する事になる。JAXAのロケットはミサイルに転用されるだろう。諸外国に莫大な経済支援をし続けているのも武器輸出時のお得意様を増やす為だ。国民の知らないところで、準備は着々と進んでいる。

したがって、今この国の憲法は権力者たちの『欲』によって都合良く書き換えられようとしている事に、もはや疑いの余地はない。軍事産業が興った後、その武力が何に使われるのか、我々はよく考えなくてはならない。この未来は本当に我々の望む未来なのか。今は少し立ち止まって、じっくり考えてみる必要があるだろう。

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投稿者:

長門志気

統合失調症で苦しんできたが、今は全ての症状が無くなり、ようやく穏やかな暮らしを送れる様になった。今後は衰えた体力と知力を取り戻していきたいと思う。統合失調症 / 禁煙・減薬継続中 / 放送大学・全科履修生 / 将棋初段 / Ingress RES A8 / Pokémon GO TL27