齢36になり申した。そのうちの23年間が闘病生活だった。私が生き生きと暮らしていたのは、本当に、子供時代のほんの一時期に過ぎない。それ以来はずっと病みっぱなしの人生だった。
これの何が辛いかと言うと、人並みの人生経験が何一つ出来なかったというところだろうか。青春時代の思い出もなく、受験とか、恋愛とか、一人暮らし・アルバイトなどなど、人がその時々で経験するようなライフステージを何一つ踏んでこれなかったという事のダメージが、想像以上に辛く、今の私を強く強く蝕んでいる。(ここら辺の事は「AYA世代」で検索すると色々出てくる)
彼女ってものが欲しかったし、デートとかしてみたかった。それから結婚とか、新婚生活とか、子供が出来たり、夫婦で育児に奮闘したり、そんな経験がしてみたかった。私はそれがもう出来ない年齢になってしまった。本当に、無念だ。悔しい。世間の幸せな奴らが恨めしい。