私は人混みが苦手だった。ひきこもりだし、統合失調症でもあったから、それは無理もない話だ。でも、私は長い年月をかけてそれを克服した。今はどんな人混みの中でも、雑踏の中でも、特に疲れることもなく、楽しんで帰ってこれる。私の病状はそれほどまでに良くなっている。
そんな中、新たに始まった新型コロナによる自粛生活。
私は人混みが苦手だった。ひきこもりだし、統合失調症でもあったから、それは無理もない話だ。でも、私は長い年月をかけてそれを克服した。今はどんな人混みの中でも、雑踏の中でも、特に疲れることもなく、楽しんで帰ってこれる。私の病状はそれほどまでに良くなっている。
そんな中、新たに始まった新型コロナによる自粛生活。
統合失調症患者はひきこもりにはカウントしないというのが医学上の定義らしい。でも私の実生活上のライフスタイルはまぎれもなくひきこもりスタイル。なので私の今の状態は、ほとんどひきこもりのようなものだと言って良いだろうと思う。
私の統合失調症歴は20年を超える。なのに一度も寛解の診断が出ない。それはなぜかと言うと、寛解の基準というのが医学的に存在し、私がその基準を満たしていないからだ。
COVID-19による緊急事態宣言とステイホーム週間。これは大変な事態なようにも聞こえるが、要はただ家にいればいいだけの話なのだ。ただ家にいる。それだけの事がなぜ出来ないのか。連日報道されるニュースを見ると呆れ返るばかりだ。パチンコ屋にできる長蛇の列。風俗店に通い詰める国会議員。そういった社会の問題点がCOVID-19の流行で表面化し、社会問題化した。
私が引きこもりになった当初、多くの人が一様に同じような質問を私に投げかけた。「家で何やってるの?」とういのがそれである。その答えを皮肉にもCOVID-19による自粛生活を余儀なくされた人たちは知ることになったようだ。
答えは「何もしない」が正解。