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性の六時間

現代人は大抵ひとりっ子で、多くても二人兄弟というのが普通だが、それは子育て家庭がセックスの場所を確保しづらい事に原因があるのだと思う。なら、なぜ昭和の時代はベビーブームが成立したのだろうか。昭和の、子供が三人も四人もいた時代って、夫婦はどこでセックスしていたのだろう。謎だ。

幼い子供が家にいる状態ではその環境を整える事は難しい。かと言って戦後の焼け野原から復興の只中にあるこの国の街中に、そんなに沢山のラブホテルがあったとも考えづらい。温泉か? 温泉旅行がそれを可能にしたのか? そんな日本の少子化について思いを巡らすのが真の『性の六時間』なのである。