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HSPの事はもっと広く認知されるべきだ

私にはHSP(ハイリーセンシティブパーソン・敏感な人)という特性がある。しかもそれが度を超えて強い。だから鈍感な人向けに作られた社会を生きづらく感じるのは仕方のない事だ。

世の中のいわゆる頑張る事のできる人というのは、私から言わせてみれば『とても鈍感な人』なのだ。何も感じないから頑張れるのだろう。私みたいに物事を敏感に感じ取れたら、とてもじゃないがそうはしていられない。人間関係や仕事の不備、組織の問題点などなど、様々なものに気付いてしまうからだ。

こういう繊細な事に気が付ける人の意見というのは往々にして社会では重要視されない。それは鈍感な人たちにとってはどうでもいい事だからだ。だがHSPの人が気付いた事柄には確実に意味がある。鈍感な人たちは、その種が後に大問題に発展した時に、初めてそれが問題だったと気付くのである。

早期に問題に気付ける敏感な人と、気付けないけど頑張る事のできる鈍感な人は、お互いを尊重しあって協力関係を築く事が出来れば強い。が、現状ではHSPの人の方が少数派なので、貴重な意見がないがしろにされる傾向がある。これはとても残念な事だ。HSPの事は、もっと広く認知されるべきだ。