Press "Enter" to skip to content

悪夢の浮動性目眩

今年は我慢の年だ。というのも、今年の梅雨の時期に、私は浮動性目眩(ふわふわ目眩)に襲われ、それが2ヶ月以上も治らなかったのだ。原因は不明だ。でも私は季節性のものだろうと読んで「梅雨が明けるまでの辛抱だ」と思い、必死に耐えた。でも今年は梅雨がなかなか明けなくて、8月に入ってからようやく梅雨明けが発表されるという何とも不運な展開となった。だが梅雨が明けても私の目眩は治らなかった。私は焦った。

めまいに襲われたら、ただひたすらに大人しくして過ごすというのが鉄則なのだが、それが1ヶ月以上続くようであるならば、もう大人しくしていても治らないものなのだと覚悟し、なるべく規則正しい、普通の生活を送るように努めなくてはならない。私もそれを覚悟し、ふわふわしながらもなんとか日々の生活を維持できるよう奮闘し始めたが、これが結構キツかった。

試行錯誤を繰り返していたそんなある日、私は道端でばったり叔父にあったのだ。

私はポケモンGOをプレイしているところで、聞くと叔父さんはウォーキングの帰りだという。夜道でばったりと会うなんて奇遇だ。

で、私は叔父さんにふわふわ目眩で悩んでいるということを打ち明けたのだが、そうしたら叔父さんは間髪入れずに「そりゃ脱水だ!」と即答してくれた。私は「脱水?2ヶ月間も?」と返すと、叔父さんは「うん、慢性的な脱水だ。俺も去年なったんだ!」との答え。経験者の意見なら信用できる。私は勇気づけられた。

叔父さん曰く、脱水を治すためにはとにかく水分を取る事と、カリウムを摂取する事、あと、一日一本でいいからオロナミンCを飲む事、が対策になるということだった。

私は帰り道にさっそく自販機でオロナミンCを買った。で、公園のベンチに座って飲んでみた。そしたらどうだろう。驚いたことに飲んだ瞬間、オロナミンCが体にスッと吸収され、染み渡っていくのがありありと分かったのだ。直感的に『これは当たりだ!』と思った。

それ以来、私はどんぶりで水を飲むようにし、経口補水液も常備、ポカリスエットやサプリメントなども一通り揃えて様子を見て過ごした。もちろんオロナミンCは毎日1本づつ継続して飲み続けた。カリウムが多く含まれるバナナもたくさん食べた。するとものの1日2日で目眩は改善してゆき、1週間後には完全に治っていた。ミラクルだ!!

こんな奇跡はめったにない。そもそも夜道で叔父さんに出会えたのが奇跡だし、その叔父さんがまたピンポイントの答えを持っていたというのも奇跡だ。そして帰り道に寄った自販機でたまたまオロナミンCが売られていたというのも偶然にしては出来すぎている。

この一連の出来事を母に話すと「死んだおじいさんが守ってくれてるんだよ。」との一言が帰ってきた。確かにお盆が近いし、そうかもしれないな、と思った。感謝!!