今年は我慢の年だ。というのも、今年の梅雨の時期に、私は浮動性目眩(ふわふわ目眩)に襲われ、それが2ヶ月以上も治らなかったのだ。原因は不明だ。でも私は季節性のものだろうと読んで「梅雨が明けるまでの辛抱だ」と思い、必死に耐えた。でも今年は梅雨がなかなか明けなくて、8月に入ってからようやく梅雨明けが発表されるという何とも不運な展開となった。だが梅雨が明けても私の目眩は治らなかった。私は焦った。
めまいに襲われたら、ただひたすらに大人しくして過ごすというのが鉄則なのだが、それが1ヶ月以上続くようであるならば、もう大人しくしていても治らないものなのだと覚悟し、なるべく規則正しい、普通の生活を送るように努めなくてはならない。私もそれを覚悟し、ふわふわしながらもなんとか日々の生活を維持できるよう奮闘し始めたが、これが結構キツかった。
試行錯誤を繰り返していたそんなある日、私は道端でばったり叔父にあったのだ。